ニュースに取り上げられるようなホットなキーワードを詳しく解説するこのコンテンツで、今回、「賢い鎮痛剤の選び方」について紹介しています。
頭痛、肩や腰の痛みなど、私たちの生活に痛みの悩みはつきもの。薬局やドラッグストアで鎮痛剤を購入する人も多いでしょう。そこで鎮痛剤を選ぶとき、値段はもちろん、テレビCM、新聞の広告が印象的だったものや、薬のパッケージや店頭POPに書かれた特徴が自分の症状と合っているものを、比較検討して選んだりしていますよね。
このように自分自身で症状を判断し、薬を選ぶ行為は「セルフメディケーション」と呼ばれます。ところが、痛みの治療で病院に行った場合はどうでしょうか? 医師や薬剤師にお任せしていませんか? 病院で薬をもらう場合でも「自分の希望を伝える」ことが重要です。
なぜ病院で出される鎮痛剤には、たいてい胃薬がセットでついてくるのか?
病院で鎮痛薬を処方された際、一緒に胃腸薬が処方され、「なぜ?」と思ったことはありませんか? この「鎮痛剤+胃腸薬」という組み合わせは、痛みの治療において、かなり一般的なパターンといえます。
病院での処方薬や、ドラッグストアで販売している薬に限らず、「薬」には大なり小なりの副作用があります。鎮痛薬も例外ではありません。病院で処方される鎮痛薬の多くは、即効性があり効果も強い反面、副作用もあるのです。
注意すべき副作用の1つが胃腸障害です。これは、ほうっておくと、潰瘍になる可能性もある副作用。痛みの強弱をつかさどる生理活性物質は、実は「胃の粘膜を保護する」という優れた作用も持っています。ところが、一般的な鎮痛剤はこの生理活性物質に作用する際に、良い面でもある胃粘膜の保護作用も失わせてしまいます。
つまり、胃腸薬なしで鎮痛薬を服用すると、胃の粘膜が荒れてしまうのです。実際、QLifeの調査によると、鎮痛剤を処方された患者の4人に1人は胃の痛みを感じた経験がある、とのデータがあります。なかには鎮痛薬を飲んでいるため、実際には胃が荒れているのに痛みがなく、潰瘍まで進展してから気づくケースもあります。
もちろん鎮痛剤に伴う副作用の発生頻度には個人差があり、もともと胃炎などの症状がある人では、副作用は発生しやすいことをお伝えします。
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─情報元:エキサイトサイト様─