先日洗濯機を回したら、ティッシュをポケットに入れたまま回してしまったらしく、服が小さな白いくずまみれになった。勝負服の漆黒のチノパンが台無しになり、ガムテープでぺたぺたとくずをとった末、追加で2回洗濯機にかけ、ようやくとれた。
この失敗談を知人に話してみたところ、「俺なんて、携帯電話を何回も洗濯機でだめにしてるぜ」と、謎に競争意識を持たれてしまった。洗濯物以外のものを洗濯機に入れてしまった人は意外と多いようである。今回は、「洗濯機で回してしまうと大変な目に遭う」アイテムを、知人の体験談を踏まえて紹介してみたい。
まず、冒頭で紹介したティッシュだが、これはかなり多くの人が経験済みのようである。ティッシュまみれになった洋服を元に戻す方法としては、筆者がやったように、ガムテープや二度洗いをする方法があるが、ある知人からは、「面倒くさくなって、そのまま干しておいたら、ティッシュがはがれ落ちやすくなった」といった意見もあった。生地の種類にもよりそうだが、「あわてないあわてない、一休み一休み」の一休さん的発想で、とりあえず放っておくのも一つの手である。
ティッシュ以外にも、紙類を洗濯機にかけてしまうケースは多く、レシート、メモ、名刺、お札、商品券などがその例としてあがった。お札を洗濯機で回してしまうと悲しいことになりそうだが、お札は意外と丈夫のようで、破れたりすることは少ないようである。また、よれたり破れたりした場合でも、銀行で交換してもらえる場合もあるので、やけくそになってティッシュペーパー代わりに使ってみたりしないよう、気をつけていただきたい。
メモも破れることは少ないようだが、解読不能になるケースは多く、「合コンで一番可愛かった子のメールアドレスを書いたメモ用紙を洗濯機に回した日は、一日放心状態だった」といった悲劇を経験した人も少なからずいるようである。
紙類以外で多いのは、あめやガムなどのお菓子。あめは個別包装されているものが多いが、ガムは紙包装が多く、服にべったりと付いてなかなかとれない。この場合、氷で冷やして固めてとったり、油で溶かすことで、ある程度被害を抑えることができるようだが、完全に取り除くことは難しく、捨ててしまうか強引に使い続けるか、苦渋の選択を迫られることになる。
洗濯物への被害についつい目がいきがちだが、洗濯機そのものへのダメージも忘れてはいけない。例えば、油性マジックを洗濯機に入れてしまうと、インクが洗濯槽について、次回以降の洗濯物が全て墨染調になってしまう可能性がある。また、ペン先が洗濯槽に引っかかったりして、洗濯そのものが不可能になったりする場合もあるようである。
以上、いろいろと知人に聞いて回ってみたが、筆者が最も悲惨だと感じたのは、「子供の使用済み布オムツ(大便後)を洗濯機で回した」という例。普段家事を手伝わない旦那さんが、子供のオムツを替えてくれたのはよかったものの、普通の洗濯物と一緒に洗濯機に放り込んでしまったらしく、「その後3日間、旦那と口をきかなかった」らしい。
洗濯機によって、人間関係までもが悲惨な結末を迎えないよう、注意しなければ。
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─情報元:Excite Bit コネタサイト様─