2013年5月14日火曜日

大気中のCO2量が観測史上初めて400ppmを突破(米NOAA調べ)


ハワイ・マウナロア観測所で9日、大気中の二酸化炭素濃度が1958年の観測開始から初めて400ppmを超えたことが、海洋大気局の監視センター(NOAA)のデータで明らかとなった。NOAAがインターネット上で公表したデータによると、太平洋上の日間平均CO2量は、5月9日に400.03ppmを記録。また、米サンディエゴのスクリップス海洋研究所は、400.08ppmのCO2量を観測したそうだ。

 大気中のCO2量は、人類が存在するはるか以前の300万~500万年前から400ppmを超えたことはないとされている。当時の地球は、現在より気温が数度高く、海水面が20~40メートル高かった。産業革命前は280ppmと推定され、1950年代後半に年0.7ppm程度増加していたCO2は、ここ10年で、年2.1ppmの増加となっており、現在の濃度上昇率は半世紀前に比べて3倍になっている。

 CO2濃度は周辺に工場などがあると高くなると言われている。日本では常に世界平均を上回っている。昨年、岩手県の観測地点で月平均値が初めて400ppmを超えた。これに対し、標高3397メートルにあるマウナロア観測所は測定期間が最も長い上、産業活動などの影響を受けにくいため、地球の平均像を示す観測拠点となっている。

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─情報元:カラパイアサイト様─