そもそも、なぜ二日酔いになるのか? 当たり前のことだが、それはお酒を飲みすぎるから。
アルコールへの耐性は人によって違うが、許容量を超えて飲酒すれば、誰しも頭痛、下痢、吐き気、倦怠感など、いわゆる二日酔いの症状に襲われる。逆に言えば、お酒の量をほどほどにしておけば二日酔いで苦しまなくていいのだが、仕事帰り、汗をかいた後のビールが美味しすぎて、ついつい飲みすぎてしまうのは仕方がない。
アルコールへの耐性は人によって違うが、許容量を超えて飲酒すれば、誰しも頭痛、下痢、吐き気、倦怠感など、いわゆる二日酔いの症状に襲われる。逆に言えば、お酒の量をほどほどにしておけば二日酔いで苦しまなくていいのだが、仕事帰り、汗をかいた後のビールが美味しすぎて、ついつい飲みすぎてしまうのは仕方がない。
二日酔いの原因を、もっと学術的に解説するとこうなる。
まず飲酒後、体内に吸収されたアルコールは「アセトアルデヒド」という成分に変換され、さらに「酢酸」へと代謝されるが、このとき「アセトアルデヒド」から「酢酸」への代謝が進まず、血中の「アセトアルデヒド」濃度が高くなると、頭痛や吐き気など二日酔いの際に見られる悪酔い症状を引き起こすそうだ。
ちなみに、欧米人と比較して日本人などのアジア人には、飲酒をするとすぐに顔が赤くなる、お酒に弱い人が存在するが、こういった人の多くはアルコールから変換された「アセトアルデヒド」を代謝するための酵素の働きが、遺伝的に弱いことも知られている。
では、こうした二日酔いの悪酔い症状を少しでも軽減するにはどうすればいいのか?
体内で濃度が高くなった「アセトアルデヒド」を速やかに減らすことができれば、悪酔い症状の軽減が期待できるとのこと。カゴメとアメリカのJohns Hopkins医科大学との共同研究によれば、「スルフォラファン」がアセトアルデヒド濃度の低減に有効だという。「スルフォラファン」は、解毒酵素や抗酸化酵素の活性を高める作用があることで知られている成分だ。
マウスを用いた動物実験で、「スルフォラファン」がアルコールの代謝物で悪酔いの原因物質でもある「アセトアルデヒド」の代謝を促進する作用を示すことが明らかになった。同様の効果が人でも得られるかは、さらに研究中とのことだが人での再現性も十分期待できるだろう。
さて、そんな「スルフォラファン」だが、実際問題どうやって摂取すればいいのか?
手っ取り早いのは、スーパーなどの野菜売り場で売っているブロッコリースプラウトを食べることだ。「スルフォラファン」は、ブロッコリースプラウトに豊富に含まれる成分(スルフォラファングルコシノレート)が、人の体内で変換されることで発生する。見た目は貝割れ大根に似たブロッコリースプラウトは文字通りブロッコリーの新芽のことで、このまま成長するとブロッコリーになる。もちろん、ブロッコリーにも「スルフォラファン」が含まれているが、新芽であるブロッコリースプラウトのほうがブロッコリーの約20倍も多いとされている。
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─情報元:日刊SPA!サイト様─