2014年1月14日火曜日

弁護士流、反論されない会話術、7カ条


たとえば、会議やプレゼンで突っ込まれたとき。あるいは、上司や部下からなにかを要求されたとき。また、取引先からクレームが入ったときや、恋人などから詰められたときもそれに相当するでしょう。
いずれにしても、痛いところを指摘された場合であればあるほど、反論できなくなることはよくあるもの。しかしそんなとき、『図解 反論する技術 反論されない技術』(木山泰嗣著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)が役に立つかもしれません。
反論する機会の多い弁護士である著者が、「ふだん使っている反論のポイント」をまとめたもの。しかも意識的に、すぐに使えるポイントだけを選りすぐって図解にしているため、とてもわかりやすい内容になっています。
パート2「反論されない技術」編から、チャプター1「『一理ある』と思わせる」に焦点を当ててみます。

1.事実を淡々と伝える


人が話に説得力を感じるのは、背景や歴史が語られるとき。そこで事実そのものを「物語」として語る、つまり起きた事実を「時系列」で示していくことが大切。
200×年×月×日に...があり、同年×月×日に...があり、というように、実際に起きた事実を客観的に「時系列」で話せば、相手も突っ込みを入れられなくなるもの。つまりは相手から否定される余地がない話を、長い時間をかけてしゃべることができるというわけです。(68ページより)

2.「動かない事実」をベースに


時系列で話しても、捏造やうそが入っていては逆効果。大切なのは、「動かない事実」をベースにすること。「動かない事実」だけを抽出して話をすると、時系列の話と同様に、相手が「それは違う」と突っ込める場面がなくなると著者は言います。(70ページより)

3.反論のあとに代案を


反論がある場合は、それにかわる代案を出さないと、議論は平行線のままになってしまって当然。なにかをやることが前提である以上、「A案はダメだ」と言うだけでは話がまとまらないわけです。つまりこうした場合、「A案ではダメだ」ではなく、「B案をやろう」というのが正しい反論。(72ページより)


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─情報元:ライフハッカー[日本版]サイト様─