ぼん家具は、キングジムの子会社になることで、商品調達面で有利に展開できるとしている。
キングジムは、ぼん家具の発行済株式200株のうち160株を購入し、残り40株については株式交換で取得する。株式の取得総額は21億1300万円。
完全子会社化により、キングジムから常勤取締役を2人、非常勤取締役を1人派遣する。また、現在、インターネット事業を統括している樋尻勝利専務が社長に昇格する。
キングジムグループは、文具事務用品およびインテリア雑貨の製造・企画・販売事業を展開しており、成長戦略の柱としてデジタル雑貨やデジタル事業の拡大を目指している。ぼん家具が保有する顧客基盤を活用して、新商品の販売を行っていくとともに、消費者からの声を吸い上げ新商品開発に生かしていく考え。
ぼん家具は83年にユニット家具の製造卸として創業。量販店や通販会社などに対して商品を提供して成長。04年からネット通販事業を開始。ターゲットやコンセプトごとにECサイトを複数展開し、事業を拡大させてきた。
08年から2年連続で「楽天ショップオブザイヤー」を受賞したほか、数多くの賞を受賞している。
ぼん家具の13年7月期の売上高は34億6700万円、営業利益は3億4600万円、経常利益は3億5100万円、当期利益は2億1400万円だった。
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