■マクラのオヤジ臭
「まずは毎晩愛用している枕。カバーは洗うことができますが、中まで染み込んだ臭いは簡単に取れませんよね。そんな時は“光活性成分”を配合した『おひさまの消臭 ふとん用スプレー』という商品がオススメ。これは、スプレーした部分に光が当たると、光活性成分が臭いのもとを分解してくれるというもの。電灯光でも機能しますので、日中家にいない、花粉症で外に干せないという方にピッタリです」
■クロゼットの悪臭
クロゼットの臭いも、カミさんいわく“耐えられない！”。
「女性の体からも加齢臭は出ますが、男性の方が分泌量が多いですし、汗やたばこなど他の悪臭成分が衣類に付着しがち。そうした男性特有の臭いに効くよう開発したのが『消臭力（りき）収納空間用 リフレッシュハーブ』です。これには、悪臭成分を化学反応で中和する方法のほか、“ペアリング消臭”という方法を使っています」
ペアリング消臭とは何ぞや？ 簡単に言うと、特定の悪臭に対して“相性のいい”臭いを合わせることで、良い香りに変えてしまおうという裏ワザなんだって。
「実は良い香りというのは、それだけでは薄っぺらいんです。例えばスズランの香りは、それだけ嗅ぐと（記者に嗅がせる。いかにもトイレの芳香剤といった感じ）……。ここにインドールという糞便（ふんべん）臭のする成分を少しだけ混ぜると（記者に嗅がせる。ん、全然違う！）……。どうですか？ 香りに深みが出ませんか？ ペアリング消臭とは、こうした香りの感じ方を応用したものなんです」
なるほど。加齢臭や汗臭、たばこ臭が混じった臭いに合うのが「リフレッシュハーブ」の香りってわけね。ただし、これは研究を重ねて調合した香り。生のハーブを適当にクロゼットにぶら下げるだけでは、オヤジ臭は消えないのであしからず。
■靴の中は湿気と菌だらけ
最後に、この時季に気になる靴の臭い対策を。
「悪臭のもとのひとつが靴の中の湿気。菌が繁殖してしまうからです。実験では、男性の靴の方が、女性の靴よりも湿気が取れにくいことがわかっています」
帰ってきたらすぐ靴箱に入れず外で干すこと、同じ靴を毎日履かないこと、などが靴のムレを素早く取るコツ。難しければ、同社の「ドライペット スピード吸湿・くつ用」がいい。一日履いた靴の中に入れるだけで、翌朝には湿気と臭いを取ってくれる。
これで、クサいオヤジから香るオジサマへ変身だ。
http://gendai.net/articles/view/life/148555
─情報元：日刊ゲンダイサイト様─
