2014年3月20日木曜日

泣ける話おしえて。

15:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/05/07(日) 14:55:56
思うんだ・・・。俺、死ぬ前に小学生の頃を 
一日でいいから、またやってみたい 
わいわい授業受けて、体育で外で遊んで、学校終わったら夕方までまた遊んだ 

空き地に夕焼け、金木犀の香りの中家に帰ると、家族が「おかえり~」と迎えてくれて 
TV見ながら談笑して、お母さんが晩御飯作ってくれる(ホントありがたいよな) 
お風呂に入って上がったらみんな映画に夢中になってて、子供なのにさもわかってるように見入ってみたり 
でも、全部見終える前に眠くなって、お部屋に戻って布団に入る 
みんなのいる部屋の光が名残惜しいけど、そのうち意識がなくなって… 


そして死にたい 



18:地裁が泣いた:2006/05/12(金) 01:33:36

 もういきられへん。ここでおわりやで 
 そうか。いっしょやで。わしの子や 

 京都・認知症母殺人初公判 
  ―― 地裁が泣いた ―― 
 介護疲れ54歳に「情状冒陳」 

 認知症の母親(86)の介護で生活苦に陥り、相談の上で殺害したとして承諾殺人などの罪に問われた京都市伏見区の無職、 
K被告(54)の初公判が20日、京都地裁=東尾龍一裁判官(54)=であった。 

 K被告が起訴事実を認めた後、検察側がK被告が献身的に介護をしながら失職などを経て追いつめられていく過程を詳述。 
殺害時の2人のやりとりや、「母の命を奪ったが、もう一度母の子に生まれたい」という供述も紹介。 
目を赤くした東尾裁判官が言葉を詰まらせ、刑務官も涙をこらえるようにまばたきするなど、法廷は静まり返った。 

 事件は今年2月1日朝、京都市伏見区の桂川河川敷で、車椅子の高齢女性とK被告が倒れているのを通行人が発見。 
女性は当時86歳だった母で死亡。K被告は首から血を流していたが、一命を取りとめた。 

 検察側の冒頭陳述によると、K被告は両親と3人暮しだったが、95年に父が死亡。そのころからく母に認知症の症状が出始め、1人で介護した。 
母は05年4月ごろから昼夜が逆転。徘徊で警察に保護されるなど症状が進行した。K被告は休職してデイケアを利用したが介護負担は軽減せず、 
9月に退職。生活保護は、失業給付金などを理由に認められなかった。 

 介護と両立する仕事は見つからず、12月に失業保険の給付がストップ。力ードローンの借り出しも限度額に達し、 
デイケア費やアパート代が払えなくなり、06年1月31日に心中を決意した。 

「最後の親孝行に」。K被告はこの日、車椅子の母を連れて京都市内を観光し、2月1日早朝、同市伏見区の桂川河川敷の遊歩道で 
「もう生きられへん。ここで終わりやで」などと言うと、母は「そうか、あかんか。康晴、一緒やで」と答えた。K被告が「すまんな」と謝ると、 
母は「こっちに来い」と呼び、K被告が額を母の額にくっつけると、母は「康晴はわしの子や。わしがやったる」と言った。 

 この言葉を聞いて、K被告は殺害を決意。母の首を絞めて殺害し、自分も包丁で首を切って自殺を図った。 

 冒頭陳述の間、K被告は背筋を伸ばして上を向いていた。肩を振るわせ、眼鏡を外して右腕で涙をぬぐう場面もあった。 

 自宅近くの理容店経宮、松村和彦さん(44)は、「(K被告は)母親と手をつないでよく散歩し、疲れて座り込むとおぶっていた。 
(事件を聞いて)行政で何とかできないものかと思った」と語る。【太田裕之、石川勝義】『毎日新聞』2006/04/20 より 



42:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/12(火) 15:44:44
>>18 
泣けたよ 
行政はなんとかできなかったものかね 



24:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 16:24:13

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった 
母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた 
土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。 

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに 
遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。 

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めての 
プロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。 

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは 
招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わ 
なければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外の 
ベンチで弁当を食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、 
母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。 

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。 
新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せて 
やることもできた。 

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように 
「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。 



188:名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/30(日) 13:08:33
>>24 
たまらず泣けたぢゃねーか。 
バカヤロゥ…グスン 



25:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 16:26:44

オレは小さい頃、家の事情でばあちゃんに預けられていた。 
当初、見知らぬ土地に来て間もなく当然友達もいない。 
いつしかオレはノートに、自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。 
それをばあちゃんに見せては 
「ここでモンスターが出るんだよ」 
「ここに止まったら三回休み~」 
ばあちゃんはニコニコしながら、「ほうそうかい、そいつはすごいねぇ」と相づちを打ってくれる。 
それが何故かすごく嬉しくて、何冊も何冊も書いていた。 
やがてオレにも友達が出き、そんなこともせず友達と遊びまくってたころ 
家の事情も解消され、自分の家に戻った。ばあちゃんは別れる時もニコニコしていて、 
「おとうさん、おかあさんと一緒に暮らせるようになってよかったねぇ」と喜んでくれた。 

先日、そのばあちゃんが死んだ。89歳の大往生だった。 
遺品を整理していた母から、「あんたに」と一冊のノートをもらった。 
開いてみると、そこにはばあちゃんが作ったすごろくが書かれてあった。 
モンスターの絵らしき物が書かれていたり、何故かぬらりひょんとか 
妖怪も混じっていたり。「ばあちゃん、よく作ったな」とちょっと苦笑していた。 
最後のあがりのページを見た。「あがり」と達筆な字で書かれていた、その下に 

「義弘(オレ)くんに友達がいっぱいできますように」 

人前で、親の前で号泣したのはあれが初めてでした。 
ばあちゃん、死に目に会えなくてごめんよ。そしてありがとう。 



26:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 16:29:10

以前、母がデジカメを買って嬉しそうに色々撮ってたけど、そのうちメモリが 
いっぱいになったらしくてメカ音痴な母は「ねえ、これ写らなくなっちゃっ 
たんだけど…」と遠慮気味に相談してきたけど、漏れは面倒くさかったから 
「なんだよ、そんなの説明書読めばわかるよ! 忙しいからくだらないこと 
で話しかけるなよな!」と罵倒してしまった。 
その母が先日亡くなった。 
遺品を整理してたら件のデジカメを見つけたので、なんとはなしに撮ったもの 
を見てみた。 
漏れの寝顔が写っていた。 
涙が出た。 



28:名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 16:34:58

ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。 
トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、 
こっそりジェリーの前から姿を消しました。 
ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。 
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として 
生きつづけたかったのです。 
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみは 
しませんでしたが、退屈になるなと思いました。 
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。 
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、 
ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、 
ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。 
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。トムよりのろまで 
体も小さい猫です。喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、 
今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。そこでジェリーは、 
穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、 
その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。 
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを 
待っていました。そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。 
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、 
自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。 
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。 
でも、その猫はトムではありません。猫はチーズの近くまで来たとき、 
ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき、 
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。 
ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、 
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、 
体をガブリと噛まれました。ジェリーも噛みつき返しましたが、 
トムより体が小さいはずの猫は平気です。 
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、本当は鼠が猫と喧嘩して 
勝てるわけがないことと、いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、 
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。 
トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。 
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。 
かけがえのない友を無くした悲しみでした。 
ジェリーの魂が体を抜けた時、 
空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました。 
「また喧嘩ができるね」 
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」 


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─情報元:哲学ニュースnwkサイト様─