2014年5月1日木曜日

くも膜下出血の予兆とは?病気のサインを見極めリスクを回避する方法

くも膜下出血は高齢者がかかる病気というイメージもありますが、実は年齢に関係なく発症するリスクもあることがわかってきています。
くも膜下出血は脳にできる脳動脈瘤が突然破裂してしまうため、死亡率の高い病気としても知られています。命が助かっても後遺症が残ることもある怖い病気ですが、多くの場合前兆があると言われています。
個人差もあるので前兆なしで突然くも膜下出血になることもありますが、前兆を知っておくことで早期発見につながります。

くも膜下出血のサイン・激しい頭痛

とても怖い病気と言われるくも膜下出血ですが、幸いにも特徴的な前兆があります。しかし前兆が出るという場合は別の見方をすれば、既に病気にかかっており、その初期症状が出たということでもあるので、前兆があった場合はすぐ病院に行くことをおすすめします。
一番多い前兆として、「吐き気を伴う突然の激しい頭痛」というのがあります。個人差はあるものの脳動脈瘤が破裂する1週間から3週間ほど前に出ることが多いと言われているので、突然の吐き気を伴う激しい頭痛には十分注意しましょう。
この頭痛でよく例えられるのが、頭をハンマーで殴られたような痛み、その場に立っていられないほどの激しい痛み、頭を何か締め付けられているような痛みなどに例えられます。
この頭痛は発作のように突然起こりますが、これが続く場合は特に注意が必要です。

くも膜下出血のサイン・視覚の異常

くも膜下出血の前兆として、視覚の異常も特徴的です。視界がぼやけ、物が二重に見えるというのも多いのですが、片方の目だけ見えにくいと感じたり、視界が暗くなったと感じる人もいます。
くも膜下出血の前兆としては頭痛の方が先にくるイメージがありますが、実際は視覚の異常が起き、その後激しい頭痛というように出ると言われているので、視覚の異常を感じたときすぐに病院に行くようにすればリスクは軽減できますね。
つい忙しくしていると疲れていると自分に言い訳をしてしまいますが、視界の異常の後に激しい頭痛が起きたらくも膜下出血の可能性も高くなりますので、すぐに対処しておきたいところです。

自分ではわからない前兆

くも膜下出血の前兆の中には、自覚できない前兆もあります。
それは瞳孔の拡大です。多くの場合どちらか片方だけの瞳孔に拡大が見られると言われているので、もしも今までにないような激しい頭痛や視覚異常があったとき、瞳孔もチェックしておくといいかもしれません。

頭痛持ちの人は注意が必要

ここで一つ心配なのは普段からよく頭痛を起こす、頭痛持ちの人です。
この場合の頭痛は偏頭痛や緊張からくる頭痛ですが、症状としては吐き気を伴うような、時にはめまいもする頭痛が起こることもあります。普段からこうなってしまうと、薬を飲めば治ると軽視してしまいがちですね。
実際にくも膜下出血の前兆の頭痛でも、それほどひどくないこともありますし、風邪と勘違いするようなケースもあると言います。
ただの偏頭痛であればいいのですが、そもそも頭痛というのは血管に炎症が起きることで起こる症状です。頭痛持ちの人は頻繁に頭痛を起こす、つまり血管に炎症を起こしている状態なので、くも膜下出血のリスクが高まることがわかってきています。
頭痛持ちの人全てがくも膜下出血になるということではありませんが、そのリスクがあるとわかっているのなら、いつもと違う痛みを感じたらすぐ病院に行くなど意識しておくと安心ですね。
前兆は体のどこかが病気になっているというサインを送っているので、自分自身がそのサインを見逃さないようにすることも大切ですね。

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─情報元:健康生活サイト様─