キャバクラ大好きな男性なら、一度は耳にしたことがある“キャバ嬢のバイブル”「小悪魔ageha」の出版元「インフォレスト」が、30億円の負債を抱えて15日付で事業を停止した。2006年創刊の同月刊誌は、2年後には人気ギャル雑誌として発行部数35万部を突破するなどアゲアゲだったのに…。その編集部周辺からは、会社が破綻したというのに「ヤミ社会の連中と離れられてホッとしてる」と安堵の声が聞こえてきた。一体どういうことなのか。
「『小悪魔ageha』のモデル起用に最近、半グレの連中とかヤミ社会の人間が群がっていて、編集者たちの頭を悩ませていたんです」とは、同誌に出入りしていたライター。
聞けば「一昨年ごろからそういう連中とのトラブルが相次いで、会社を去るライターや編集者もいた」という。
同誌は“キャバクラ嬢のバイブル”として、キャバ嬢のような派手なギャル向けファッション誌として一世を風靡。「ももえり」こと桃華絵里(32)、武藤静香(27)などのカリスマモデルたちも生み出し、「盛り髪」と呼ばれるヘアスタイルなど流行の発信源ともなった。
ただ、実際にキャバ嬢と並行してモデルをやっている女性もいたことから、水商売の世界とも密接につながっていた。
「そのせいで『ウチの店の子を載せろ』という強硬な売り込みから『ウチの子の扱いが小さい』『ライバル店の子と同じページに載ってる』といったクレームも少なくなかった。雑誌を立ち上げたカリスマ編集長・中條寿子さんは元キャバ嬢とあって、うまくさばいてたんですが、一昨年1月に辞任して会社を去ってからは、残されたスタッフがそうした交渉ごとに対応しきれず、雑誌に載せるモデルを操る自称コーディネーターたちが、暗躍するようになったんです」(前出のライター)
結果、ありもしない仲介料を店や女性から取る連中がいたり、わざとモデルと編集部に問題を起こして仲介条件を突きつけてくるトラブルなども頻発したそうだ。その自称コーディネーターの多くが、警察庁が「準暴力団」と位置づける不良集団「半グレ」系の面々だったという。
同ライターは「もしかすると、中條さんが編集長を辞めたのも、そうしたトラブルが手に負えなくなっていたからかもしれません」と指摘する。また、闇社会の勢力争いから別の新雑誌を立ち上げる話が浮上していたことから、「中條さんの引き抜き話があったなんていう噂も流れました。結局はブームの終焉(えん)で、そうした話もいつの間にか、聞かれなくなりましたけど…」(同)
同誌の絶頂期だった2009年3月期、インフォレスト社の売上高は74億9600万円。まさに“agehaバブル”だったが、帝国データバンクの速報によると、10年同期は約68億円、12年同期は約43億7900万円と落ち込んだ。最近は発行部数10万部をキープするのがやっとの状態。今後どうなるかは、担当弁護士が売却先を探す方針だとしており、モデルたちからは存続を願う声が出ている。
ただ、前出のライターの話すようなトラブルが事実だとしたら、大金を出してまで引き受ける版元を見つけるのは、かなり困難な状況かもしれない。
http://news.livedoor.com/article/detail/8781696/
─情報元:東スポWebサイト様─
「『小悪魔ageha』のモデル起用に最近、半グレの連中とかヤミ社会の人間が群がっていて、編集者たちの頭を悩ませていたんです」とは、同誌に出入りしていたライター。
聞けば「一昨年ごろからそういう連中とのトラブルが相次いで、会社を去るライターや編集者もいた」という。
同誌は“キャバクラ嬢のバイブル”として、キャバ嬢のような派手なギャル向けファッション誌として一世を風靡。「ももえり」こと桃華絵里(32)、武藤静香(27)などのカリスマモデルたちも生み出し、「盛り髪」と呼ばれるヘアスタイルなど流行の発信源ともなった。
ただ、実際にキャバ嬢と並行してモデルをやっている女性もいたことから、水商売の世界とも密接につながっていた。
「そのせいで『ウチの店の子を載せろ』という強硬な売り込みから『ウチの子の扱いが小さい』『ライバル店の子と同じページに載ってる』といったクレームも少なくなかった。雑誌を立ち上げたカリスマ編集長・中條寿子さんは元キャバ嬢とあって、うまくさばいてたんですが、一昨年1月に辞任して会社を去ってからは、残されたスタッフがそうした交渉ごとに対応しきれず、雑誌に載せるモデルを操る自称コーディネーターたちが、暗躍するようになったんです」(前出のライター)
結果、ありもしない仲介料を店や女性から取る連中がいたり、わざとモデルと編集部に問題を起こして仲介条件を突きつけてくるトラブルなども頻発したそうだ。その自称コーディネーターの多くが、警察庁が「準暴力団」と位置づける不良集団「半グレ」系の面々だったという。
同ライターは「もしかすると、中條さんが編集長を辞めたのも、そうしたトラブルが手に負えなくなっていたからかもしれません」と指摘する。また、闇社会の勢力争いから別の新雑誌を立ち上げる話が浮上していたことから、「中條さんの引き抜き話があったなんていう噂も流れました。結局はブームの終焉(えん)で、そうした話もいつの間にか、聞かれなくなりましたけど…」(同)
同誌の絶頂期だった2009年3月期、インフォレスト社の売上高は74億9600万円。まさに“agehaバブル”だったが、帝国データバンクの速報によると、10年同期は約68億円、12年同期は約43億7900万円と落ち込んだ。最近は発行部数10万部をキープするのがやっとの状態。今後どうなるかは、担当弁護士が売却先を探す方針だとしており、モデルたちからは存続を願う声が出ている。
ただ、前出のライターの話すようなトラブルが事実だとしたら、大金を出してまで引き受ける版元を見つけるのは、かなり困難な状況かもしれない。
http://news.livedoor.com/article/detail/8781696/
─情報元:東スポWebサイト様─