電車に乗っていると、その中に一人くらい猫背の人がいませんか?デスクワークが多い現代社会では、猫背の人が急増しています。
猫背の人が持つイメージは、暗い、不潔そう、消極的、と悪いものばかりです。逆に、姿勢の良い人は、清潔そう、礼儀正しそう、明るそう、と、良いものばかりです。
このイメージも、まんざら否定できるものではなく、実際猫背の人は覇気がないし、姿勢の良い人は元気な人が多い、と思われます。
猫背の人は、背骨が曲がっています。そして、この背骨は自律神経の通り道であるため、背骨が歪むと自律神経も影響を受け、便秘といった内臓の不調の原因にも繋がります。さらに、猫背でいると心のありようにも影響が出てきて、マイナス思考になりやすいという悪影響もあります。
具体的な猫背の悪影響として、太りやすくなる、偏頭痛、耳鳴り、目のかすみが起こる。肩の筋肉に負担がかかり、頭痛、肩凝りに繋がる。肋骨や横隔膜を圧迫して呼吸が細くなったり、胃腸の消化機能が低下する、といった悪影響が挙げられます。
そして、猫背改善によるメリットですが、例えば、身体のバランスがよくなる、首やあごのラインがすっきりするので、スリムに見える。身体が軽くなり疲れにくくなる。痩せる。頭がよくなる、といった効果があります。
最後の頭がよくなる、という項目ですが、これは、姿勢がいいと胸の体積が大きくなって脳に十分な酸素が行き渡るためだと言われています。
これは、前述の、猫背の人はマイナス思考に陥りやすいという点にも繋がってきます。頭に酸素が行き渡らないから、力が入らなくて、無気力になりがちだからです。
このように、猫背を改善すると、健康増強と学力アップと、良い事づくめです。
では、実際に猫背を治すにはどうすればいいのでしょうか。様々な体操やトレーニングが存在しますが、どれも複雑でめんどくさそうなものばかりです。そこで今回は、その中から簡単なものだけピックアップしてご紹介します。
筋力トレーニング
猫背の人は、腹筋と背筋のバランスが悪く、腹筋が背筋より強い場合、猫背になりやすい傾向にあります。腕立て伏せと腹筋は、わりと行われがちですが、背筋はあまりやらないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、猫背の矯正に必要なのは背筋です。腹筋と背筋をバランスよく鍛える事が、猫背矯正へと繋がっていきます。
バランスボールが意外と高性能
バランスボールという市販のボールの上でバランスを取るだけで、腹筋、背筋だけでなく、大腿筋などほかの筋肉も鍛えられます。なおかつ、骨盤や背骨の歪みまで矯正する事ができ、このボールの上に乗ってバランスを取っているだけで、様々な効用があります。
姿勢を意識する
一日中姿勢を意識する事は困難ですが、断続的になら続ける事が可能です。意識して姿勢を正す機会が増えるほど、自分の中に姿勢を正そうという意識が生まれ、段々とそれが習慣化していきます。
継続は力なり、という言葉があります。何気ない一瞬間で姿勢を正す習慣を身につけると、正しい姿勢を維持できるようになり、猫背の矯正に繋がります。
正しい座り方を身につける
立っているときと違い、座っているときはお尻で体重を支えています。このとき、お尻の骨である骨盤が、その役割を担っています。なので、座っているときは、この骨盤の歪みを意識して座る事が大切です。
お尻を寝かすのではなく立てるという感覚を意識すると、正しい座り方になりやすいと思います。こうする事により、骨盤の歪みが解消され、正しい座り方で椅子に座る事が出来ます。これが、猫背を矯正する事に繋がります。
いかがでしたでしょうか。このように、簡単な方法で猫背を矯正できるんですね。猫背を治せば、良いことだらけです。是非、今すぐ試してみましょう。
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─情報元:健康生活サイト様─