2014年9月30日火曜日

35歳以上の転職 うまくいかない最大の理由とは?

 35歳以上の人が、転職活動で失敗する最大の理由は、仕事内容や条件のギャップだった――。そんな実態が、人材サービス大手のエン・ジャパンが行ったアンケート調査で明らかになった。

 この調査は、転職コンサルタント(147人)に対して、年齢がネックとなり転職が厳しいとされる35歳以上(管理職相当)の転職事情について尋ねものだ。

 これらの年齢層が転職活動で失敗する段階について聞いたところ、もっとも多かった回答は「応募先企業の選定」(43%)だった。次いで、「書類選考」(38%)と「面接・最終選考」(28%)が続いている。どうやら、転職活動の早い段階からつまずくケースが目立っているようだ。

 企業の選び方で失敗するケースを尋ねた設問では、約7割のコンサルタントが、仕事内容や条件面で、企業と求職者にギャップがあったと答えている。

 35歳以上の年齢層は、自らの能力を過大評価する傾向が強いという。求人件数が少なく、自らの希望と合わなくても採用試験に応募するケースもあり、これがミスマッチを起こす理由のひとつになっているようだ。

 では、そうならないためには具体的にどうしたらいいのか?

「求職者はどのような点に重点を置いて準備をする必要があるか」という設問に対して、「人材紹介会社の担当に、応募先企業の詳細を聞く」という回答が71%と大多数を占めた。他にも、「企業HPなどでの情報収集」(43%)や「募集情報をしっかり読み込む」(40%)という意見が多く、ミスマッチを防ぐためには企業が何を求めているのか理解し、その上で自分の実力と希望を客観的に把握し、伝えることの重要性が浮き彫りとなったといえる。

 厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(平成26年7月分)」によると、有効求人倍率は1.1倍で、転職市場は活況の様相だという。今まで転職が難しいとされていた層にも裾野が広がり、35歳以上を対象とした求人も増えている今、チャンスを逃さないためにも、この調査結果を参考にしてみてはいかがだろうか。

http://news.livedoor.com/article/detail/9292777/
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