2014年10月20日月曜日

倒産から生まれた世界的ブランド–日本の中小企業を再生させたのは“ファンの声”だった

倒産から生まれた世界的ブランド–日本の中小企業を再生させたのは“ファンの声”だった
2003年、事業の7割を占めていた取引先の倒産から、自社も民事再生手続きへと追い込まれた池内タオル。しかしその直後、同社は世界的ブランド「風で織るタオル」を生み出しました。苦境に立たされながらも、一縷の望みに全てを託すことが出来た決断と、その背景とは? 同社社長の池内計司氏が振り返りました。(ベストセラーズチャンネルより/この動画は2012年に公開されたものです)
【スピーカー】
池内タオル株式会社 代表取締役社長  氏
パーソナリティ フォトリーディング&マインドマップインストラクター 

連鎖倒産して、初めて固まった決意

山口:この本の中に、経営の途中に一度ショッキングな出来事というか、民事再生をしなければいけないということが起こったと書いてあるんですが、それはどういう風にして起こってしまったことだったんでしょうか?
池内:池内タオルは当時「池内タオルハンカチ工場」と周りから言われるくらい、すごくタオルハンカチで利潤を稼いでいる会社だったんですけど、生産の70%を売っている先が突然、自己破産ということになって、経営者としては格好悪い話ですが弊社も民事再生せざるを得なくなって。これが2003年の9月9日です。
でもその頃の池内タオルっていうのは、タオルハンカチでたっぷり利潤を上げて、IKTっていうブランドで道楽してたんですよね。だから「もう2足のわらじはダメだよ」って言われたようなもので。
その時どっちを脱ぐかという時に、僕はこの「風で織るタオル」を取って、従来のタオルを「捨てる」っていうのはおかしいですけど、もう風で織るタオル1本で会社を再生しようと決めたんです。
もちろんたくさんの方にご迷惑をかけているので、その人たちの支援がないと続けられません。28社の方へ迷惑をかけたんですけど、うち1社だけが保留でしたが、27社は賛成してくれたんですね。きっと多分、このファクトリーブランドが持っているコンセプトに夢をかけてくれているんだと思うんですよ。
だからこれはもう必ず成功させないと迷惑かけた方に申し訳ないですし、応援してくれているファンの方もたくさんいるので、がんばっているという感じです。
山口:ファンの方たちから寄せられたメッセージがありましたよね? ちょっとそれを教えていただいてもいいですか?
池内:9月9日に民事再生して、もう地方の小さいタオル会社なのでそれがマスコミに載ることは基本的にはないんですけど、たまたまその時、某国営テレビが僕を番組でずっと追ってたんです。
それでうちの債権者会議にも入ることになっていたんですけど、「なんで1社だけ入れて他を入れないんだ」ってマスコミの方に言われて、じゃあどうぞお入り下さいということで、マスコミの方も全部入って債権者会議をやったんですね。
山口:そうなんですね。
池内:そのことが全国新聞に載っちゃったんです。それで全国にいた池内のファンの方が知って、それでたくさんのメール、「何枚買えば助かるんですか?」っていうメールをもらって。本当にそれが僕の背中を押したような形で民事再生の申請書を書いてしまったという感じですね。申請書は1週間で書き上げないといけなかったので。
山口:「池内タオルを何枚買えば会社は再生しますか?」というこの言葉は、私も経営者の端くれとして、なんだか自分の口でしゃべるだけでも胸が裂けるような思いがする言葉ですよね。


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─情報元:ログミー[o_O]サイト様─