「迷惑」「バイトで来て」 退職迫るマタハラの実態
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2329460.html
TBS(22日18:14) 最終更新:2014年10月22日(水) 20時14分
妊娠した女性契約社員に上司が退職を迫る「マタニティー・ハラスメント」。
女性の進出が叫ばれながら、その社会に根深く残る「マタハラ」。実態をご覧
ください。
「育休明けを前に解雇された」
先週、都内で行われたある交流会。集まったのは皆、妊娠・出産で職を失っ
たという女性たちです。
「0歳児の子どもを抱えて転職活動をしないといけない。人生そのものを壊
されてしまう」(今年4月に育休明け直前に解雇30代)
「人事の女性に『(子どもが)3歳になるまでまともに仕事できるわけない』
と言われた。内定取り消しになった」(おととし妊娠を理由に内定取り消し30代)
ホームセンターで働いていた女性は、店長に妊娠を告げると、思わぬ言葉が
返ってきました。
「『妊婦さんが店にいると、皆が気を遣っちゃうし、お客さんも気を遣っち
ゃう。もし赤ちゃんに何かあったらいい噂が立たない』、そういういろいろな
暴言を・・・」(40代)
妊娠や出産をきっかけに、退職や望まない異動を迫られたり、嫌がらせを受
けるなどのマタハラ被害は、後を絶ちません。連合が今年5月に実施した調査
では、4人に1人がマタハラを経験していました。
37歳の主婦・小酒部さやかさん。数年前、マタハラ被害に遭いました。小
酒部さんはその現場を録音していました。
「また1週間休んで会社に復帰したとして、会社にいいイメージが残ると思
う?(仕事に)穴をあけられたり、今回も迷惑かけてるわけよ、実際に」(小
酒部さんの上司)
小酒部さんは当時、都内の会社に契約社員として勤務。会社が発行する雑誌
の編集を担当し、やりがいを感じていたといいます。それが妊娠をきっかけに
一変しました。病院で流産のおそれがあると診断された小酒部さんは、仕事を
1週間休みました。すると、突然、上司が自宅に現れたといいます。
「君は旦那さんに仕事がないわけじゃない。食べていけるじゃない。仕事し
たいならアルバイトしかないんじゃないの?。優先順位を考えて、まずはお子
さんを無事に出産することを頭に入れてほしい」(小酒部さんの上司)
上司は小酒部さんに退職を迫りました。
「さんざん泣きましたよ。上司たちは専業主婦の自分の奥さんへの感覚を全
部、私に投影する」(小酒部さやかさん)
小酒部さんは会社に復帰したものの、このやりとりの翌月、流産。会社から
仕事を続けたければ妊娠を諦めるよう迫られ、結局、退社せざるを得なかった
といいます。
「セクハラ」「パワハラ」と並ぶ3大ハラスメントの1つとされる「マタハ
ラ」。男女雇用機会均等法では、妊娠や出産などを理由とした解雇や不利益な
異動は禁止されています。
「部下や社員の健康を気遣う義務もある。うまくバランスを取るしかない」(会社員)
マタハラをめぐって、23日、最高裁で大きな動きがあります。広島市の理
学療法士の女性が勤めていた病院を相手に起こした裁判。女性は妊娠後に負担
の軽い部署を希望したところ、異動と同時に管理職から外されました。最高裁
は女性が敗訴した1審と2審の結論を見直す見通しで、マタハラについてどの
ような判断を示すのか注目されています。
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