2015年2月27日金曜日

鼻毛を抜くと病気になる?その理由と正しい鼻毛のお手入れ法

どんなに素敵な人でも、鼻毛が1本はみ出ているだけで魅力が台無しに…。他人に指摘するのも、自分の顔を鏡で見た時に見つけるのも気まずい鼻毛。身だしなみとして、鼻毛はきちんとお手入れしておきたいものですが、抜いて処理する人は要注意。病気を引き起こすおそれがあるのです。鼻毛を抜くと病気になってしまう理由と、正しいお手入れ法を知っておきましょう。

鼻毛を抜いて起こる可能性のある病気

鼻毛を抜いてはいけません。鼻腔には雑菌が多く、毛穴から雑菌が入って感染症を起こしやすいからです。「毛嚢(もうのう)炎」や「鼻せつ」、そして危険な脳の合併症を引き起こす可能性があります。

毛嚢炎

毛根を覆う毛包にブドウ球菌が感染して、炎症を起こす病気です。鼻腔や皮膚に常在する黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が、毛穴に入った時に起こります。毛穴が化膿して赤く腫れ、痛むこともあります。軽い場合は自然に治りますが、炎症が強い場合には抗生物質を配合した塗り薬や、化膿止めの内服が必要です。

鼻せつ

鼻の穴の入り口にある鼻前庭の炎症が起こる病気です。鼻前庭の毛穴や皮脂線に細菌が感染して起こります。腫れや化膿があり、触ると強い痛みがあります。ひどくなると鼻全体や顔に炎症が広がることもあります。耳鼻科を受診して抗生物質や鎮痛剤を処方してもらったり、化膿した部分を切開してもらう必要が出てきます。

丹毒

毛孔から連鎖球菌に感染して起こる皮膚の病気です。患部が赤く腫れて痛む他、高熱、悪寒、倦怠感を伴い、リンパ節の腫れが認められます。すぐに耳鼻科か皮膚科を受診して、ペニシリンの投与を受ける必要があります。敗血症や腎炎などの合併症を引き起こす可能性もあり、ペニシリンの投与と検査は重要です。

脳の合併症

たかが鼻の炎症と侮ってはいけません。鼻腔と脳は隣接しているため、脳に細菌が侵入して「頭蓋内感染症」を引き起こす危険性があります。毛嚢炎から起こる場合もあるので、炎症の強い時にはすぐ受診してください。脳の合併症を起こすと、最悪の場合死に至る可能性もあります。


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─情報元:健康生活サイト様─