2016年8月5日金曜日

プール熱はアデノウイルス3型感染が原因!子供に出る症状や対策

プール熱は、「咽頭結膜熱」とも呼ばれる病気です。


プール熱でダウンしている子供
プール熱は、「咽頭結膜熱」とも呼ばれる病気です。
プール熱という名前からもお分かりのとおり、夏に流行る病気、夏風邪のひとつです。
流行性の感染症というと、インフルエンザやノロウイルスなど冬の病気というイメージがありますよね。
でも、子供たちの間で流行する病気には、プール熱をはじめとするアデノウイルス感染症やヒトメタニューモウイルス感染症など、夏の病気も少なくありません。
特に集団生活をスタートした乳幼児がかかることの多いプール熱について、症状や治療方法などをくわしくご紹介していきます。

プール熱の主な症状をチェック!重症化や流行期を知ろう

プール熱こと「咽頭結膜熱」は、咽頭、つまりのどと、結膜、つまり目に強い症状が出ること、そして発熱があることが特徴です。

プール熱の主な症状は3つ!高熱・のどの痛み・結膜炎

プール熱は、発熱と目の症状・強い咽頭痛が特徴的な病気です。それぞれの症状について詳しくご紹介していきます。
高熱
39度以上、40度前後の高熱が出る。発熱は5日ほど続く
のどの痛み
喉が腫れたり赤くなり、強く痛む
結膜炎
白目部分の充血や涙目・めやにがたくさん出ることもある
この3つが特徴的な症状です。これらがそろえばプール熱と言えるでしょう。
その他にもさまざまな症状が出ます。
  • 頭痛
  • 腹痛・下痢
  • だるさ・倦怠感
  • 食欲低下
  • 高熱とのどの痛みによる水分不足・脱水症状
  • ぐずり・機嫌が悪い
高熱・のどの痛みだけでも子どもにとっては非常につらい病気です。
のどが痛いため、水も飲めない子もいます。

プール熱の気になる重症化!肺炎を引き起こす可能性もある

プール熱は、まれに重症化することがあります。重症化すると、肺炎を引き起こします。
高熱が続くため、パパママも心配な病気ですよね。
  • 激しい咳が止まらない
  • 呼吸が苦しく顔色が悪い
  • 5日以上経っても熱が下がらず体調が回復しない
  • のどの痛みで水も飲めない
こういった肺炎サインがあったら、迷わず小児科を再診しましょう。夜中や休日に呼吸が苦しくなるなど急を要する症状が現れたら、救急で診てもらうことも必要です。

プール熱と間違えやすい病気…アデノウイルスで起きる病気

アデノウイルスが引き起こすアデノウイルス感染症は、プール熱以外にもいろいろあります。
  • 流行性角結膜炎(ウイルス性結膜炎・はやり目)
  • 扁桃炎
  • 咽頭炎
  • 急性胃腸炎
  • 肺炎
夏場に発熱しのどが痛む病気ということで、ヘルパンギーナや手足口病・溶連菌感染症にも似ています。
溶連菌感染症の場合はすぐに治療薬を飲む必要があります。またアデノウイルス感染症でも肺炎の危険性があります。
子どもの発熱はよくあることだから…と甘く見ず、かかりつけの小児科を受診しましょう。

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─情報元:子育て応援サイト MARCH (マーチ)サイト様─