2011年5月23日月曜日

想定外の原発事故は数年前から想定されていた

京都大学工学部原子核工学科出身で、政界でも数少ない原子力専門家の吉井議員。今回の原発事故が起こる以前から、国会質問で福島原発の危険性を訴え、事故後は「福島原発事故を予見していた」と話題になった。政府・東電・マスメディアは吉井議員の指摘を無視し、対策を怠り、最悪の「人災」を引き起こしてしまった。その無念と、政府の責任について語った。

想定外では済まされない

吉井:まず、今回の福島原発事故をどう規定するか。地震、津波は自然現象だが、福島原発事故は明確に人災。これを人災と見るか想定外と見るかは決定的に大事な問題。最初、東京電力や菅総理は 想定外の地震だったと口にした。

2007年の新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発は3500箇所を超える装置・機器が損傷した。あの時も、想定外の地震だったと言った。何かあると「想定外」と言う。そんなに簡単に「想定外」という考え方をしてはいけない。事故の可能性があると、2005年以降、何度も国会で質問してきた、なぜ対応してこなかったのか。誤りを認め、海江田経済産業大臣が、今後「想定外」という言葉は使わないようにすると4月初めに言った。しかし、4月13日の会見、東京電力清水社長は「想定外」が使えなくなったので、「想定外の津波」と言葉を変えてきた。
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http://news.livedoor.com/article/detail/5571758/
─情報元:LOGOS(ブロゴス)サイト様─