2011年11月26日土曜日

スマホからアプリが消える日――web化していくスマートフォンの未来


 あなたのスマートフォンから、アプリがなくなるかもしれない。

 現在スマートフォンをお使いのユーザなら、突然そんなことを言われても「意味が分からない」と思われるだろう。スマートフォンといえば、アプリ。そう表現しても大げさでないほど両者の関係は密接であり、巷にはアプリを紹介する雑誌やサイトが溢れている。

 予め種明かしをしておくと、スマートフォンからアプリが完全になくなるということは、おそらくないはずだ。しかし現在のように、スクロールを何度もしなければ全体が把握できないほどインストールされた多くのアプリを使いこなす、という利用スタイルは、減っていくかもしれない。

モバイル版Flash終了のお知らせ

 きっかけは、11月19日(現地時間)にAdobeから発表された、モバイル端末向け「Flash Player」の開発終了である。同社は今後、HTML5への取り組みを強化するという。このあたり、製品開発に携わっている方でないと、やや読み解きづらいかもしれない。

 ごく簡単にかいつまんで言えば、FlashはWebサイト上で、動画やゲームなど、よりインタラクティブ(双方向)な表現を実現するための技術である。現在は広告や一般のWebサイトなどでも使われており、PCでインターネットを使う方であれば、Flashの技術に触れない日は、ほとんどないはずだ。

 同様の技術は従来から数多あるが、FlashはPCベースのWebの世界で半ばデファクトの地位を占めている。その理由は、開発が容易であること。ハードウェアに一定の能力を要求するものの、高機能PCが安価で入手できる昨今では、取り立てて気にすることもない。

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http://diamond.jp/articles/-/14886
─情報元:ダイヤモンド・オンラインサイト様─