2012年12月24日月曜日

民主党大量落選組を待ち受ける厳しい冬


 207人もの大量落選者が出た民主党。一部の落選議員は次なる戦いに備えて街頭演説などを始めているが、そんなヤル気を削(そ)ぐかのような、厳しい仕打ちが待ち受けている。
「民主党は選挙区支部長に年間1000万円の活動費を支給していますが、今回善戦した一部の人を除き、今後は500万円ほどに減らすようです。毎年160億円もらっていた政党交付金が、大量落選で来年は90億円ほどに減ることや、来夏には参院選があるので資金をそちらに回したいらしい。落選議員からは早くも、『500万円ではスタッフも雇えない』『俺たちを見捨てる気か』といった苦情が、党に寄せられています」(永田町関係者)
 カネだけではない。落選議員からは「組織」や「ヒト」も離れていく。
 民主党最大の支持母体「連合」は、今回の選挙でかつてないほど組織をフル回転させ、民主候補者をサポートした。当選すればそうした労も報われるが、7割以上が落選し、残ったのは疲労感だけ。「もう手伝うのはコリゴリ」と急速に離れているのだ。



 古賀伸明会長は17日、「夏の参院選も一緒に戦いたい」と民主への支援継続を一応は打ち出したが、素直に従う部下は多くない。
「これまで支えてきた秘書も、自民党に119人の新人議員が誕生しましたから、次々と引き抜かれていくでしょう。向こうの方が条件はいい。『カネ』『組織』『秘書』がなくなる中、それでも民主党で頑張ろうという人が、果たしてどれだけいるか。来春以降、絶望を感じ、離党や引退する人が次々と現れても不思議ではありません」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
 民主党に再生なんてやはり不可能。一刻も早い解党か、どこかの政党に吸収してもらうしかない。

http://news.livedoor.com/article/detail/7253801/
─情報元:ゲンダイネットサイト様─