コタール症候群は、この世でもっとも奇妙でまれな精神障害のひとつだ。虚無主義的妄想、ウォーキングデッド症候群としても知られており、自分は死んでいる、この世に存在していないと信じ込む病気である。
ゾンビは、映画やビデオゲームの中にしか存在しないと思っているかもしれないが、この精神障害をもつ人々は、実際に自分は既に死んでいて、この世のものではないと信じているようだ。
この病気は、フランスの神経科医ジュール・コタールの名前にちなんで名づけられた。1880年、彼は初めてこの症状を病だとして診断した患者を講義で紹介した。この患者マドモアゼルXは、極度の自己嫌悪に苦しみ、神や悪魔など存在せず、自分には脳や内臓がないと信じていたという。また、永遠に呪われているため、自然に死ぬことはできないと思い込み、食べる必要もないとして、ついには餓死した。
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─情報元:カラパイアサイト様─