2013年12月10日火曜日

「東京ディズニーリゾートのキャストとして働くうえで一番大切なこと」を採用担当者に聞いた

東京ディズニーリゾートのキャストと言えば、世の中の多くの人々が憧れる職業です。私にも元キャストの友人・知人が何人もいますが、誰もがキャストをしていた当時を誇らしげに語るのが印象的です。
先日、ニューイヤーキャスト採用面接会の開催が発表されました。約1,300名もの大量採用を予定しているとのこと。東京ディズニーリゾートのキャストになる大チャンスです。
ただ、華やかな職であるからこそ、「やってみたいけど、自分には向いていないかも……」と尻込みする方も少なくないはずです。例えば、キャストとして働くうえで欠かせない資質、向いている性格みたいなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドのキャスティング部で、採用マーケティングを担当している神野 桂さんに、直接お話を聞いてきました。

■一番大切なのはチームワーク

――本日はよろしくお願いいたします。さっそくお聞きしたいのですが、率直に、東京ディズニーリゾートのキャストになるうえで、一番大切なことは何ですか? 
どのような人材を求めているのでしょうか。
神野さん:東京ディズニーリゾートのキャストとして働くうえで一番大切なのは、チームワークです。
弊社では、東京ディズニーリゾートを、青空を背景にした巨大なステージであると考えています。見るものすべてがショーであり、お客様はショーに参加していただくゲスト、東京ディズニーリゾートで働く従業員をショーを演じるキャスト(=役者)と呼んでいます。
この「ステージ」ですが、普段、パークに遊びに来ていただいた際に、みなさんが接している「オンステージ」と、みなさんからは見ることができない「バックステージ」があります。「バックステージ」にも、たくさんのキャストがいて、双方が連携することで、毎日の東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営が成り立っています。
運営していく上で一番大切なのはチームワークです。パークを訪れてくださるゲストや、一緒に働く仲間のキャストのことまで考えて行動できる、という点が一番重要になってきます。

■高いコミュニケーション能力は必ずしも必要ではない

――キャストというと、いつも笑顔で、ハキハキとしていて……というふうに、コミュニケーション能力に長けている印象があります。
例えば、ふだんから明るくて、友達が多いような人でなければ務まらないのでしょうか? 自分にもできるのかな?と不安になる方も多いと思うのですが。
神野さん:必ずしも高いコミュニケーション能力が必要だというわけではありません。まったくアルバイト経験がない方でも安心して働いていただけるように、トレーニングを整備しています。勤務形態にもよりますが、一人でゲストの前に立つまでに、入社時、所属部門、OJTなどたくさんのトレーニングを受けていただきます。その後も習熟度に応じて段階的にトレーニングを行っております。
また、コミュニケーションが得意な方もいれば、どちらかといえば得意ではないと思っている方もいらっしゃいます。そういった方には、バックステージから東京ディズニーリゾートを支えるお仕事もありますよ、とご紹介しております。
レストランを例にとれば、「お料理や美味しいものが大好きで、料理を通じてゲストとコミュニケーションを取りたい」という方は、フードサービスキャストをオススメしていますし、「お話をするのはちょっと苦手だけど、料理を通じてサービスをしたい」という方には、調理補助を担当するカリナリーキャストをオススメしています。
どちらの仕事も最終的にゲストに楽しんでもらいたい、喜んでもらいたい、という思いは変わりません。ゲストと接する機会のないカリナリーのお仕事でも、下げられてきたお皿に、ソースで「ありがとう」と書いてあった、なんてエピソードもあるんですよ。また、「料理がおいしかった」とゲストから賛辞のお手紙をもらうこともあります。ゲストと直接お話できなくても、ゲストの存在を感じられる機会はたくさんあります。
配属先はみなさんからのご希望と、こちらから適正と勤務条件を見させていただき、総合的に判断して決定しています。接客は苦手かもと思っている方でも、バックステージのお仕事もありますので、一緒に働く仲間とのチームワーク、コミュニケーションがとれれば、まったく心配はいりません。

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http://news.livedoor.com/article/detail/8319021/
─情報元:ウレぴあ総研サイト様─