2014年3月5日水曜日

シャンプーを使わない“湯シャン”を2ヶ月試したら、予想外に髪の毛がいい匂いになった


シャンプーを使わず、頭をお湯ですすぐだけで済ませる “湯シャン”。「髪の毛は洗うほど痛む」という話は聞くものの、臭くないのか、かゆくならないのか、髪はどんな状態になるかなど、気になる人も多いはず。2ヶ月ほど実践してみてのレポートをお届けします。

■リンスってなんで存在するの?

ふと、思ったんです。リンスやトリートメントって、なんで存在するのよ、って。
うちの娘(4歳)がそうなんですが、体質として髪が細いのと、まだ子供なのもあって、シャンプーで洗っただけだと、ゴワゴワのカピカピになってしまうんです。
だから、リンスも併用せざるを得ない。
でもこれって、変じゃないでしょうか。なぜ洗ったあとに、人工的に潤いを追加しなければいけないのか。
そもそも、シャンプーが無かった時代は、たいして洗髪なんてしていなかったはずです。それで、さらさらヘアーとはいかないでしょうが、衛生的に問題ない状態を保てていたはずなんです。

■シャンプーで洗うほど汚くなりやすくなる?

そんな疑問を抱いていた中、偶然にも、夏井睦『傷はぜったい消毒するな』という本を読みました。“湿潤治療” について書かれた本です。
昔から、傷の治療というと、赤チンやマキロン等で消毒し、なるべく早く乾燥させるのが常識でした。が、傷が治る過程を徹底的に研究してみると、「消毒」も「乾燥」も傷を悪化させ、治癒を遅らせるだけなんだそうです。
湿潤治療では、傷は必要に応じて水で洗い流すだけ。あとは、ラップなどを当てて乾燥しないようにし、定期的に交換します。私も実際にやってみましたが、これだけで痛みがなくなり、化膿もせず、早く治ってしまいます。
『傷はぜったい消毒するな』を読むと、湿潤治療のベースにあるのは、「進化の過程で獲得してきた人体の機能を邪魔しない」という考え方だと気づきます。消毒すれば細胞を破壊するし、乾燥さては細胞成長因子(ジュクジュクのあれです)で傷を覆っておけない。だから湿潤治療がベスト、というわけです。
実は本書の中に、シャンプーへの言及がありました。
<これも考えてみたら当たり前である。シャンプーの強力な界面活性剤が皮脂を洗い流し、しかも神経質に地肌をゴシゴシとこすっていれば、皮膚常在菌にとって最適の環境でなくなり、常在菌以外のさまざまな細菌が繁殖するようになるからだ。これらの細菌が臭気の原因だったのだろう。
 しかも、皮脂を洗い流された頭皮はその皮脂不足を補うためにさらに多くの皮脂を分泌するようになり、その結果、頭皮はかえってべたべたになったと考えられる。同様に、角質が界面活性剤で損傷され、それを修復しようとして皮膚の新陳代謝が過剰に起こり、その結果、フケが多くなったのではないだろうか。>
夏井睦『傷はぜったい消毒するな』(光文社)
第10章 皮膚と傷と細菌の絶妙な関係|11 石鹸、シャンプーと皮膚の健康 より一部引用

これって、ワキの臭いなんかも一緒ですよね。特に夏場は、石けんでゴシゴシ洗っても、すぐに臭い出す。で、原因は洗い過ぎだという。界面活性剤が、善玉の皮膚常在菌を洗い流してしまうので、悪玉菌が繁殖してしまい、清潔にしておこうとすればするほど臭いが強くなるわけです。

■仮説:シャンプーしないほうが、臭い・ベタつき・フケが減るかもしれない

人体はもともと、シャンプーなんかしなくても問題ないようにできているはずなんです。夏井睦『傷はぜったい消毒するな』の記述を参考にすれば、こんな仮説が立てられます。
シャンプーしないほうが、臭いが弱くなり、皮脂によるベタつきが少なくなり、フケも減るかもしれない!
私は、頭の臭いを気にした経験はないんですが、ベタつきはけっこう感じます。今までは、皮脂の分泌が多い体質なんだと思っていました。風呂で熱心にシャンプーをしても、1日経てばしっかりベタ付いています。忙しくて風呂に入れなかったりすると、翌朝にはもう髪の毛がペッタリしているくらい。フケも気になることがあります。
だからこそ、よけいにゴシゴシ洗ってしまうわけですが……シャンプーをやめれば、この悪循環を断てるかもしれないわけです。それにやっぱり、リンスを使わないとゴワゴワ&カピカピになってしまうわけで、シャンプーを使うのって、髪に不健康そうに思うんですよね。リンスを買わせようとする化粧品&製薬会社の策略か!?
ま、それはともかくとして、シャンプーやリンスを買わずに家計を節約するために  髪をいじめて将来ハゲないために、ちょっと「シャンプーを使わない生活」に挑戦してみました。
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http://news.livedoor.com/article/detail/8588649/
─情報元:ウレぴあ総研サイト様─