2014年6月19日木曜日

いまだ科学者が頭を悩ませる10の難問

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 これまでも現代科学で解明できない問題に関しての記事をいくつか特集したが、また新たなる難問がいくつかまとめられていた。人類の好奇心が続く限り、科学の力ですべての謎を解明すべく様々な研究が行われていくのだろう。

 今回は、重力はどのようにはたらくのか? 魚たちは本当に地震を予知できるのか? なぜアクビをするのか? など、人類がまだ正確な答えを知らない10の問題を見ていこう。


1.人体の自然発火

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人間が勝手に燃え始めるという現象は昔から世界各地で起きていた。最初に記録された例は17世紀、アルコール度数の高いワインを飲んだのち炎に包まれたイタリアの騎士である。

 こういった現象の原因は謎に包まれていたが、勝手に発火したわけではなさそうだと考えられている。一世紀以上にわたり120件ほどの人体自然発火現象が報告されたが、その大半は喫煙者だった。煙草が皮膚を焼いてしまい、そこから染み出た体脂肪が衣服とともに燃えたという説がある。

 さらに可能性の高い説として、腸の中でメタンガスが蓄積し、酵素と混ざって体内で発火したというものがある。可能性はあるのだが、人体に火をつけるわけにもいかず確認ができない。豚肉で実験してみたところ、煙草の火説と矛盾しない方法では燃えたのだそうだ。

人体自然発火現象の12の共通要因をまとめた医師のリスト(1799年)



2.なぜアクビが出るのか?

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 とっくに解明されていたものだとばかり思われていたが、いまだに定説でしかないようだ。これまで実験からいくつかの説が候補に挙がっている。その一つは、あくびをすることで脳の温度を下げ、脳のはたらきを活性化させるためというもので、この説なら、なぜ眠いときにあくびが出るのかを説明できるとニューヨーク州立大学の心理学者は語っている。パソコンに入っている冷却ファンのような役割だ。

 しかしそのような役割なのだとしたら、なぜあくはうつるのだろうか。この疑問に対しては、集団全体の覚醒レベルを保つためという説がある。集団の一員があくびをしたとき、その人は最善のコンディションではないということだ。そこで全体が気を引き締めるためにあくびがうつる、という具合である。

 他にもあくびが伝染することで他者との間の共感を示すという説があるが、まだ決着はついていない。あくびでもしながら結論を待つとしよう。

あくびが伝染する理由:「今襲われたら危ない」と知らせる防御本能によるもの




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─情報元:カラパイアサイト様─