2014年7月22日火曜日

腰痛持ちの方はご注意下さい。膝痛がある時は腰痛運動の見直しを

日本の腰痛持ち人口はなんと、2800万人と言われています。腰痛の原因は様々。運動不足から骨、内臓疾患まで、自己管理で改善できるものもあれば、入院、手術を要する場合もあり、腰痛はとても幅広い症状があります。
その中で、予防や症状の改善を目的とした、運動療法をとりいれている方も多いと思われます。それも、きちんと医療機関を受診して専門家の指導の下で運動している方もいれば、自己流で行われている方も。
本やインターネットで調べれば、自分でも効果的な運動ができる時代ですが、見落としがちなのが他の病気を持っている可能性があるということ。
それに気づかずに、そのままの運動療法を続けていると、腰痛以外の病気が悪化してしまう恐れがありますので、他に悪いところが無いかどうあらためて見直す必要があります。

腰痛運動をしてはいけない時

まず、強い痛みやしびれがある場合は運動をせずに、医療機関を受診しましょう。強い症状が出ているときは安静が一番です。
運動が習慣になっているからと言って、続けるのは悪化の恐れがあります。痛みがあるということは、炎症があるので動かしては逆効果。冷やして安静を心がけましょう。
  • 下肢に異常があるとき
  • 心肺機能に異常があるとき
  • 腎機能に異常があるとき
その他にもこれらの症状がある時には運動療法は控えて、整形外科を受診しましょう。

腰痛と膝痛の関係

腰痛を予防、改善させるための運動は、どうしても足腰が中心になります。膝関節に負荷がかかる運動が多く、少しでも膝に違和感がある場合、腰痛を改善させるつもりが、膝痛を悪化させている、なんてことになりかねません。
腰の部分にある神経は坐骨神経で足へとつながっています。腰の痛みは下肢へ伝わりやすく、痛みやしびれの症状を起こします。
また、上半身を支える骨盤の負荷を、さらに支えているのが膝関節です。慢性の腰痛がありますと、無意識のうちに痛みの少ない姿勢をとろうとするので、骨格の歪みや重心のずれが起こり、肩こりや頭痛のほか、膝関節への負担となってしまうのです。

膝への負担が少ない、腰痛のための運動療法

水泳

浮力で関節への負荷が軽減されます。全身運動で有酸素運動、腰痛だけでなく、ダイエットにも効果的。全身の筋力を強化できるのでおすすめです。

水中ウォーキング

地上でのウォーキングより、はるかに膝への負担がありません。泳ぎに自信の無い方は、水中ウォーキングで足腰を鍛えましょう。

横になって行う腹筋

布団などに横になって筋トレをしてみましょう。仰向けになり、軽く膝を曲げてゆっくりとした動作で、おへそを見るように頭をあげます。息を吐きながら5~10秒。これだけで腹筋が強化できます。
体力に合わせて回数を増やしましょう。腹筋が強くなると腰椎への負担が軽くなります。続けることが大切なので、疲れてしまわない程度に行いましょう。
これらの運動も、体操をしている最中に痛みやしびれを感じたら、すぐにやめましょう。安静にして、受診することをお勧めします。


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─情報元:健康生活サイト様─