今回紹介するのは「A hair-raising message」という事例。ストーリーの肝は「起承転結」だと、改めて感じられる取り組みです。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。
広告を見ている人の表情の変化にも注目です
今年の始めに業界内で話題となった「地下鉄のホームに入ってくる電車(風)に合わせて、スクリーンに映る女性の髪の毛がなびく看板広告」を覚えていますか? スウェーデンのシャンプーブランドが、“突風で乱れた髪もすぐにまとまりますよ”ということを訴求するために仕掛けた斬新なアウトドア広告です。
今回、同国においてこのイメージを応用して、新たな広告が作られました。そのクリエイティブがこちら。
電車がホームに入ってくると同時に、ディスプレイに映っている10代女性の髪の毛がたなびきます。ここまでは前回の広告とまったく同じ……
ところが、綺麗になびいていたと思った女性の髪の毛が突如吹っ飛んで、丸坊主の姿があらわになるのです。楽しんでみていた人の目も思わずテンに。
そして丸坊主の女性が写ったディスプレイにはこんなメッセージが。
日々ガンと診断される子供がいます。SMSで72 900宛に“HOPP”と送って50クローネ寄付してください。
この看板広告は、ガンの抗がん剤治療で髪を失った14歳の女性(リンさん)の姿を映し出すことで、ガンで苦しむ子供たちを支援するための寄付を募るというキャンペーンだったのです。
楽しんで広告を見ていた人を一瞬の内にゾクッとさせる、すなわち非常に大きな緩急を1つのクリエイティブの中で演出している点が秀逸です。それこそが、受け手の脳裏にメッセージを刻み込む有効なメソッドの一つだと感じます。
http://markezine.jp/article/detail/21071
─情報元:MarkeZine(マーケジン)サイト様─