新年度、ゴールデンウィーク…と飲み会つづきの皆さん! ハメをはずして泥酔してしまった友だちの動画をネットに晒したりすると、とんでもない災いが降りかかってくるかもしれませんよ。酔った友だちにはくれぐれも親切に。人生、助け合いです。
米国で先月公開された映画「Unfriended」(「友だちがいない」「悪意がある」という2つの意味を持つタイトル)は、ネット世代にありがちな炎上ネタを扱ったホラー作品。これはIMAXシアターで鑑賞するようなSF映画やド迫力映画とは一線を画してまして、どちらかというと自宅のベッドで毛布にくるまってプリングルス片手にラップトップで観ると、その恐怖の世界観が深く味わえそうです。
「Unfriended」は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」と同じように、登場人物それぞれの視点を集めた低予算映画。ですが、森の中のドキュメンタリー風映画でもなく、家の中でWebカメラを使って撮影した作品でもなく、十代の若者たちがラップトップのスクリーン上でインターネットを介して目にする光景のみで構成されているのが特徴的ですね。
作品は冒頭から不安を煽る内容。Laura Barnsという女の子が自分の頭を銃でぶち抜くシーンが遠巻きに撮影された衝撃的なシーンが、LiveLeakで公開されるところから始まります。クリックして別の動画に切り替えると、こんどはLauraが泥酔した夜の一部始終が世界中に晒されるという、自殺の引き金となったYouTube動画が…。そこには性的な軽蔑を表す言葉や「人生の無駄遣い」といったコメントが並びます。こういう流出事件、きっと皆さんも見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
さて、そんな事件も記憶の彼方へと消えたころ、Blair(シェリー・ヘニッヒ)という女の子のパソコン画面にSkypeのビデオコールが着信します。Blairとその彼氏Mitchは、すぐに4人の仲間とともにグループ通話に応答しますが、そこにはアバターのない謎のメンバーがなぜか紛れ込んでいました。
その「おかしな人物」がグループ通話から抜けようとしないことに恐怖を感じるティーン・エイジャーたち。と同時に、メンバーの何人かが、死んだはずのLauraのフェイスブック・アカウントからメッセージを受信します。ふと気づくと、今日はLauraが自殺した命日なんですね、これが。
釣りか? 呪いか? それとも怨霊による荒らし行為なのか!?
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http://www.gizmodo.jp/2015/05/_pcunfriended.html
─情報元:ギズモード・ジャパンサイト様─