Business Insider:社会人になりたての頃は特に、うまく時間管理ができずに頭を悩ませることが多いでしょう。がんばって仕事をしているつもりでも、複数の仕事に同時に手をつけたり、優先度の低い仕事に時間をかけすぎてしまうなどして、時間を無駄にしてしまうことがあります。
モントリオールを拠点にデザイナーとして活動しているEtienne Garbugli氏もまた、時間管理の方法について悩んでいました。ですが、時間を有効に使い、効率的に仕事をする方法を少しずつ学んでいきました。彼は現在、コンサルタント・起業家であり、自身の著書『Lean B2B: Build Products Businesses Want』を最近発表しました。
昨年、彼はSlideShare上で、彼自身が気に入っている26の時間管理術、「20歳のときに知っておきたかった、26の時間管理術」をまとめました。そのプレゼンテーションは昨年12月、SlideShareから2013年に「もっとも "いいね!" されたプレゼンテーション」に選ばれました。
彼の紹介する、20代で身につけておくべき時間管理術の一部をご紹介します。
1.時間は常にある。時間はなによりも大切なもの。
時間自体がなくなることはありません。期日までに、ある仕事を終わらせられなかったとしたら、それはあなたがその仕事を緊急とみなしていなかったか、または他の仕事よりも優先して取り組みたいと思うほど、その仕事を楽しいものだとみなしていなかったということです。
2.一日は、あなたが思っているよりも速く過ぎてしまう。
計画には余裕をもたせましょう。Ruby on RailsとBasecamp のファウンダー、David Heinemeier Hansson氏は、「日々、4−5時間分の仕事量を計画すべきです」と言います。
3.「気分がのっているとき」にはいつもより仕事をがんばり、そうじゃない日はリラックスする。
仕事をする気分になれない日もあれば、12時間ぶっ通しで集中して仕事に取り組める日もあります。調子が良い日は、その力を存分に利用しましょう。
4.複数の作業を同時進行しない。注意散漫にならないように。
いくつかの研究で、脳は意識の対象が切り替わると余計にエネルギーを消費することが判明しています。複数の仕事を同時に進めると、脳が疲れてしまうのです。
5.時間に制限を設けた方が、より集中でき、生産的になれる。
時間が限られている方が、仕事が進むものです。各仕事に対して、制限時間を設けましょう。
6.仕事に取りかかるのが、仕事を進めるための一番良い方法である。小さな仕事から取りかかって、波に乗ろう。
朝の8時にビジネスプランの作成に取りかかるのは、負担が大きいかもしれません。仕事関連のメールに返信するなど簡単な仕事から初めて、徐々に頭を仕事モードにしていきましょう。
7.完璧を目指さない。すべてを完璧にこなそうとすると苦しくなる。
かつて、 George S. Patton 氏が言った言葉に次のようなものがあります。「今、実行する計画というのは、次の週に実行する完璧な計画よりも優れている」
8.労働時間の長さは生産性の高さに比例しない。時間の制限をチャンスと捉えるべき。
ただ机に座っていれば、仕事が成し遂げられると考えてはいけません。どんな仕事であっても、通常の業務終了時間までに終わらせて、だらだらと夜遅くまで仕事をするのは避けましょう。
9.生産性を上げるには、頭を使わない仕事と戦略性が求められる仕事を分ける。
理想は、アイデアをブレインストーミングしてから、それを実行することです。考えるためにしばしば仕事を止めると、効率が下がります。
10.重要な会議は一日の前半に計画する。重要なイベントの前の時間というのは、無駄になりやすいため。
午後4時に重要な会議の予定があると、会議前に不安を感じたり、常にその会議のことが頭から離れない状態になりがちです。できるだけ、重要な会議は一日の早い段階に計画しましょう。会議に対する不安で、仕事が進まないという事態を避けられるように。
http://www.lifehacker.jp/2014/06/140603time_management.html
─情報元:ライフハッカー[日本版]サイト様─