2014年12月15日月曜日

その健康法、寿命を「縮める」そうです

× 薬は、体に優しい漢方を使っている
──漢方が体にやさしいというのは間違い。副作用もバッチリあります。
× 「頼りになる病院ランキング」で1位の○○病院に手術をお願いすることにした
──その病院だと、経験の浅い医師に手術をされるかもしれません。
× がんは放置したほうがいいらしいから、どうせ治療しないなら、めんどうな検診はやめよう
──多くのがんは、早期発見・治療でその9割が完治しています。
『長生きするのはどっち?』(秋津壽男著、あさ出版)の著者は「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)でも知られる医師ですが、「プロローグ」で医療に関する「常識」を明快に否定しています。
そして、多くの人が誤った情報を鵜呑みにしてしまう原因のひとつとして、ここ数年の情報量の急激な増加を挙げてもいます。「耳に入ってくる情報をそのまま信じて、『健康のために』と寿命を縮めているのが、現代の日本人」だということ。
そこで本書では健康に関する35個の質問を用意し、健康にいいと思っていることがいかに誤っているかを示しているわけです。第3章「『健康法』のどっち?」に目を向けてみましょう。

スポーツをする人としない人、短命なのはどっち?


この問いに答えるに際し、著者は1994年3月5日の毎日新聞朝刊の記事を引用しています。

実験用のネズミは回転かごの中で、一定時間、一定の速さで走らせて、運動負荷実験に使うことが多いが、運動させすぎると、感染症にかかりやすくなり、短命になると報告されている。(中略)酸素の消費量が増えると、それにつれて「活性酸素」と呼ばれる"猛毒"の体内での発生量が増し、これが生体を痛めつける。(97ページより)

「活性酸素」とは酸化力の強い酵素で、さまざまな物質に対して化学反応を起こし、からだの細胞を痛めつけるのだそうです。そして結果的に、細胞の老化、肝臓機能の低下、血管を詰まらせるといった弊害をもたらすのだといいます。
からだは活性酸素を消すシステムを持っているものの限界があり、大量の活性酸素が発生したときにはカバーしきれなくなるということ。スポーツは通常状態の10倍もの活性酸素をつくり出すので、からだもそれらを処理しきれないというわけです。
つまり、生涯スポーツを続けることは、弱っていく自分のからだに自分で毒をもっているような行為だというのが著者の考え方。楽しんで行う程度ならともかく、「健康のために」とスポーツを続けている人は、習慣をやめたほうがいいと結んでいます。(96ページより)

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http://news.livedoor.com/article/detail/9567339/
─情報元:ライフハッカー[日本版]サイト様─