2006年、未成年への淫行事件で引退状態にあった極楽とんぼ・山本圭一(46)が東京・下北沢の劇場でお笑いライブを開催し、現場復帰。相方のタレント、加藤浩次(45)とのコンビ復活も期待されているというが、前途はかなり厳しそうだ。
「19日に行われたライブそのものは、100席という小さなキャパに1万6000件を超える応募があり、そこから選ばれたファンらが入場。山本1人によるコントはそれなりにウケ、"衰えていない"とまずまずの評価はされました。しかし、将来は明るくはありません」と厳しい表情で語るのはお笑い番組の放送作家。
そのライブ、山本の復帰を懇願していた加藤だけでなく、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(41)ら芸人仲間も姿を見せず、終演後に山本は会見もしないまま、電車で移動。その後は原付バイクに乗って報道陣をまいたと聞く。
「翌日朝、加藤が司会する『スッキリ!!』(日本テレビ系)内では、そのニュースに一切触れなかったのが象徴的です。つまり加藤が所属し、山本を追い出した吉本興業はその復帰に冷淡だということです」
何事も甘い芸能界である…9年近いみそぎ期間は十分なのではないか?
「いえ、世間はそう見ていません。特に今回は日テレ側も、銀座でホステスのアルバイトをやった女子大生との内定取り消し裁判を抱えるなど、下半身ネタにナーバスなんです。それもあって、『山本の話はするな』と加藤と吉本にクギを刺したのです」
涙を流さんばかりに、山本の復帰をテレビで訴えていた加藤にとっては苦しい状況だ。
「そもそも、今回のライブで山本は引退に追い込まれた"原因"について、説明も謝罪もしていません。記者会見にも応じないし、彼は"過去"について反省していないとしか思えません」
つまり、みそぎになっていない、と?
「週刊誌で告白するなり、テレビで反省の弁を述べるなり、態度表明がないのですから彼を使ったりすれば、テレビの場合はスポンサーサイドから説明を求められるでしょう。今のテレビ界にはそこまでのリスクを犯して山本を使う必然性がありません」
では…今後は?
「今回と同じような小規模なライブや地方営業、あるいはパチンコ店回りなどで需要があるかもしれません。加藤もコンビ復活したいなら吉本を辞める覚悟でないと難しい。ただ、ライブ当日の朝、大御所の萩本欽一(73)が山本が来る前に陣中見舞いに劇場を訪ねるなど、大物が動けば山本の援軍にはなるかもしれません」(先の作家)
いずれにせよ、加藤の苦悩は深まりそうだ…。
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