2015年5月12日火曜日

古いWi-Fiルーターを使い続けるとソンをする?スマホやタブレットを活かすWi-Fiルーターの違い

今やスマホやタブレット、パソコン、ゲーム機など、あらゆる機器にネットが必要な時代だ。外出先や移動中はモバイル通信がメインとなるが、家庭や仕事場は、Wi-Fiでの通信が経済的だ。

特に最新のIEEE 802.11acは、スマホにも対応しており、これを使わないと、実はいろいろソンすることになってしまうのだ。

●古いWi-Fiルーターは通信を遅くしている? 
現在、家庭やマンションなどに用意されている有線LANの通信速度は、光回線も多くなり、ダウンロード速度は最大1Gbpsにもなる。
それに対して、11aや11gなど古いWi-Fiルーターの通信速度は最大54Mbps。せっかくの高速通信を使えてないのだ。
また、ちょっと前の規格11n対応のWi-Fiルーターは最大で450Mbps。しかし、これでも11acにははるかに及ばないのだ。


最新のWi-Fi規格11acの通信速度は、規格上6.9Gbpsと、11nの約11.5倍も高速だ。
現在発売中の製品でも、最大1300Mbpsや1700Mbpsを実現している機種もある。これなら、光回線の通信速度1Gbpsもロスすることなく無線利用できる。
(速度はいずれも理論値)

●高速なだけじゃない最新Wi-Fiルーターのメリット
古いWi-Fiルーターは、壁1枚隔てた隣の部屋でネットを利用しようとすると、速度が極端に遅くなることがある。さらに、2階の部屋だと、通信が途切れてしまうこともある。
特に、動画視聴などでは、よく起きる現象だ。

古いルーターでも中継器などを追加すれば、解消できないことはないが、予算も手間もかかる。しかし、最新の11ac対応のWi-Fiルーターなら、本体だけで別の部屋や2階まで電波が届き、通信ができる。メーカーのWebページでは、「3階建てでも高速通信」と謳う製品もあるほどだ。

●家電などからから電波干渉を受ける
古いWi-Fiルーター(11nや11a対応)は、主に2.4GHz帯を利用している。この電波は、電子レンジや冷蔵庫などからの電波干渉を受けやすい。
それに対して、11acが使う5GHz帯は、電波干渉を受けにくいので、安定した通信が利用できる。

●スマホPCを複数つないでも速度が遅くならない
パソコンだけでなく、スマホやゲーム機など、Wi-Fi接続する機器は日々増えている。
いまや家族全員のスマホやパソコンなど、複数の機器が同時にWi-Fi接続するケースも多い。
こうした状況でも安定して、高速に通信が使えるのも11acの特徴だ。また、アンテナも、11nでは上限が最大4多重だが、11acでは最大8多重による送受信が可能だ。

いいことずくめに見える11acだが、ただ1点だけ注意が必要だ。
利用するには、スマホやタブレット、パソコンなども11acの対応が必要なことだ。
ただ、スマホに関しては、国内向けのiPhone 6シリーズやGALAXYシリーズ、Xperiaシリーズなど最近1~2年で登場したスマートフォンやタブレットなら対応済み機種が多く、安心して使える。


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─情報元:livedoorサイト様─